久々に尊敬すべき言葉を耳にしたのでブログを更新いたします。
ども、しんじょうぶろぐというくそストレートネーミングでブログを運営しています、しんじょうと申します。
以後お見知り置きを!
「周りが見えていない、そこが1番大事なところ」
いやぁ、素晴らしいセリフでした。身が震えるような思いをしました。
ほらよくドラマなどでじ〜んとくるようなセリフなんてあるじゃないですか。
まさにその類の言葉を直で耳にできて天にも昇る思いでした。
ストーリー
あれはそう、ぼくが近所の定食屋にシェアハウスの住人と一緒にご飯を食べに行った時のこと。その日は大学の学園祭があったため大学から近いその定食屋さんは多くの学生で賑わっていました。
その中で運良く空いている席を見つけて2人で座り込んで注文。お客さんも多いため忙しいらしく、料理を待つ時間が長くなったことを覚えています。
となると、自然にシェアメイトとの会話が多くなるはずですが、いかんせん賑わっている店内では容易に世間話をさせてくれません。テレビと厨房からの調理の音、それから他の客の声が入り混じっていました。そのため世間話もほどほどに、お店のテレビ(字幕が出る)に集中して時間を潰します。すると、しばらくして料理が到着し、お腹も空いていたためおもむろにぼくたちは料理を食べ始めました。
すると異変が起こるのです。
なぜかハミングのような音が聞こえます。同時にピアノなのかスマホなのか、なぜか電子音も聞こえてきます。どうやら大学のアカペラサークルが何を思ったか賑わっている店内で互いの音合わせをしているようです。騒がしい中でも目立つそのエセハミング。それもそのはず、そのエセハミングは10名以上から構成されている厚みのある楽曲。
他に来ている客になど目もくれず、いや、耳も気もくれずその音合わせ、いや騒がしさとのハーモニーを調律した鮮明に響き渡る壮大なオーケストラにのみ集中するその姿はまさにプロフェッショナルのそれ。
その豪華な空間で食事をできることに喜びを感じ、自分自身も何かこの楽団の力になれることはないかと思いを巡らせながら、人生で最も不愉快な音の一つである咀嚼音を駆使してハモネプれたことはボクの一生の思い出の一つになるでしょう。
そうこうしていると、そのプロフェッショナル集団は互いのエセハミングへの批評に入ります。ここをどうしたらこうなる。アソコはこうして、ナニしたらイイんじゃないか....。そうして共に高め合う、これこそがプロフェッショナルとしてあるべき姿なのだとどこか誇り高い様子。
すると、ハーモニーを整えるのが苦手な後輩へ、おそらく先輩からの優しくも厳しいアドバイスが飛び出します。それこそが、ぼくが1番心に残っているこのアドバイス。
「周りが見えていない、そこが1番大事なところだよ」
さすがの先輩の一言。アカペラという己の声帯とボディのみを駆使し、その上で仲間と共にミュージックとして表現を行う姿はまさに周りを見ながら行うことこそが大切なのだということを教えた一言。素晴らしい言葉に後輩ちゃんはぐうの音もでません。そん後輩ちゃんはもちろん、ボクだけではなく、他の客までもが耳と心に染み込んだ身を震わせる一言となったでしょう。
って、おい!
「周りが見えていない、そこが1番大事なところ」...?
周り見て欲しいのはこっちですからぁ〜。残念!
善意のブーメラン投げて、迷惑という名の角が突き刺さる、斬りぃッ!
大学生だからって
もちろん学園祭でテンションが上がっていることもわかります。もしかしたら本番を翌日に控えて、食事の時間でさえ練習をしたかったのかもしれません。しかしながら、そこは公共の場。多くの人が共同で生活する公共の場においては、どうか周りを見て行動しませんか?
他にもたくさん公共の場を荒らす人もいますが、やはり社会に出る前の希望ある、将来ある、未来に可能性のある大学生だからこそ気をつけた方がいいんじゃないかなぁ、と個人的には思っております。
若気の至りという言葉がありますが、なんらかの形でデータが一生残り続ける現代において一つの若気の至りが人生を狂わせてしまうことだってあります。ボクは実際今回の些細な件はどうでもいいのですが、アドバイスが見事にブーメランすぎて面白かったのでたまらなくなっちゃいました。てへ
まとめ
「他人の振り見て、我が振り直せ」とはよく言ったものです。
このブログを見ているあなたはぜひとも周りを見てみましょう。
そこが1番大事なところなのですから。
ふぃん!
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